ここでは、人生で初めて庭を造りたいけれど、どうすればいいのか全く分からない。という方に向けて、順序立ててその手法をお伝えします。
私は高校生の時、先代である父に頼まれて庭のデザインと図面を作成して以来35年ほど、庭造りの最初の一歩に係わり続けてきました。
「庭や外構をどうしたらいいか分からない」というご相談は、非常に多くの方から頂く悩みで、建物については設計士や住宅会社と綿密に打ち合わせを重ねてきた一方で、外構や庭については後回しにされることも多く、いざ自分の家の外回りを考えようとすると「どこから手を付けていいか分からない」と戸惑われるのです。
そこで私たち専門家は、相談者の頭の中を整理し、自然に理想のイメージが浮かび上がるよう、ヒアリングを行っていきます。
その場の雰囲気や相談者の発言内容などによって順序は変わったりするのですが、一番ポピュラーな相談順序をここではお話しいたします。


最初に確認するのは「暮らし方」そのものです。
次のステップでは「必須の機能」、いわば生活インフラとしての外構要素を洗い出します。駐車スペースは何台分必要か、来客用も確保するのか、自転車置き場や物置は必要か、勝手口やゴミ置き場の動線はどうするかといった点です。
機能面が固まってきたら、次は「好みのデザインや雰囲気」を掘り下げていきます。
そして必ず確認しておくべきなのが「ご予算感」です。
最後にお聞きしたいのは「維持管理や将来像」についてです。
暮らし方の
必須の機能を
好みのデザインを確認する

維持管理や
















