2018年06月29日
庭石を据えていきます。
まず地割します。
「じわり」とは簡単に言うとどこに何を置いたり植えたりするかという目安の事です。
また、土を盛って山にする位置や輪郭なども指示します。
棒で地面に線を引いたりスプレーで印をしたり。
ここで職方と共通意識を取れれば、ほぼ大丈夫です。段取り八分と言われる所以なのかもしれませんね。
位置が決まったらドンドン据えていきます。
写真に写っている丸太、懐かしい世代の方もいらっしゃるかもしれませんね。
これは「たつ棒」と呼んでいるもので、チェーンブロックという人力クレーンを高い位置に設置するための道具なんですね。
クレーン車の届く場所なら必要無いのですが、どうしても届かない、しかし微妙な石の角度が大事、という場合にウチでは使います。また、小さめの庭木撤去の際にも威力を発揮します。
なかなか役に立つ道具です。
石を据えながら盛り土も同時に行っていきます。
手間仕事が多い大変な工程ですが楽しい庭造り仕事は、皆嬉々として取り組んでいます。