2018年07月06日
庭を造っていて地味ですが非常に頭を悩ませる問題が排水です。
雨が降って庭に溜まった水は石と石の間にある飾りの瓦のある所へ集まるように土の高さを仕上げていきます。
瓦の周囲及び底部は砂利を投入すれば、自然の排水マスの出来上がりです。
側壁が崩れないように防草シートで補強します。
庭の中に四角いコンクリートの排水マスがあると、それだけで何だかガッカリですよね。見る事、見られる事を前提にした庭の場合、このような工夫も必要になります。
屋根からポタポタ落ちる雨粒は、土に跳ねて建物の基礎を汚してしまいます。
砂利の上に落ちるようにすれば、基礎は汚れません。
また、玄関ポーチ脇から出る薄い排水パイプの水も、この雨落ちを伝って建物の裏にある排水マスへと誘導できます。
排水マスから石垣の間を通して、お客様の住宅と畑の間に造った側溝に流し、最後は公共の排水路へ。
これで雨が貯まりにくい庭になりました。