2015年11月10日
庭のデザインにも流行り廃りがあるようでして、雑木の庭と言われる最近のもの、ガーデニングと総称していたコニファーを多用した庭、そして化粧ブロックを多用したデベロッパー主導のデザインなども懐かしいですね。
でもここ最近私が時折見掛けて「おっ!?」と思うものはこんな雰囲気を持ったものなんですね。
どうです?細かいタイル貼りで仕上げられたガーデンパン。水受けですね。
中の平面は大小丸いタイルやモミジの葉型のタイルもあったり、遊び心があって気持ちをウキウキさせる素敵な仕事です。
これは残念ながらウチの仕事ではなく、お客様のお宅に既にあったものですが、とてもセンスが良いなーと感じました。
昭和中期。高度経済成長と大量生産大量販売の一本道をひた走る日本の勢いと、その前時代からの名残りである職人の手仕事がほんの一瞬交差する、その瞬間をとらえていると思います。
今、バブル崩壊からの長期低迷期を経て、大量生産大量販売の波から再び手仕事へと振り子は動いています。
交差する方向はあの時とは逆ではありますが、ノスタルジーを感じると共に、今の時代の世相のようなものも感じてしまいます。
今回はちょっと豆知識では無かったかもしれませんね・・・(^^;